スキップしてメイン コンテンツに移動

話題の純セレブスピーカーをウォッチ♪オーディオ初心者がありあわせのパーツで制作にトライ!

安冨歩氏のコメントを元に純セレブスピーカー年表を加筆修正しました。安冨歩氏が推奨するオーディオケーブルと、ツイキャス中継に使用した音源について加筆しています。(2018/10/27 20:47)

純セレブスピーカーの制作に挑む堀内ゆい

汚部屋の掃除も一段落して若干のスペースを生み出した私は、人生初のプリメインアンプを購入しました。ハードオフのジャンクコーナーでついに引き取り手の現れたソイツは1997年製のヤマハ DSP-A1092。早速鳴らしてみたかったのですが、案の定、スピーカーの手持ちがありませんでした。

実家では貰いもののヤマハのスピーカーが死蔵されている為なかなか購入に踏み切れなかったところ、純セレブスピーカーに出会ったのでした。

今話題の純セレブスピーカーとは?

Facebookのイベントページによると、音楽家の片岡祐介が発案し、東大教授の安冨歩と一緒に開発した「純セレブスピーカー」は、既存のオーディオメーカーとはまったく違う発想で作れらたスピーカーです、とあります。

さらに当該ページでは、極めて安価で簡単に制作できるにも関わらず、いくつもの優れた特性を備えていることが紹介されています。これはやらない手はありません。


かくしてラジカセから外したスピーカーユニットを利用して僅かに300円程の出費で、まさしくピュアなサウンドに優しく包まれることが出来ました。

記事ではオーディオ初心者の私が安冨歩氏曰く、50万円クラス(のスピーカー)にも勝ってると思いますね、というセレブな環境を如何にして手にしたか?ご紹介いたします。

この記事を読み終えた皆様も是非純セレブスピーカーの制作に挑戦ください。忘れていた工作魂がふつふつと蘇ります。

堀内ゆいの純セレブなオーディオシステムの機材と部品の一覧

分類型番等メモ税込価格
メディアプレイヤーPlayStation 3 CECHA00ハードオフのジャンクコーナーにて購入。2006年の製品。2160
光デジタルケーブルメディアプレイヤーとアンプの接続に使用。リサイクルショップで100円程度で買ってあったもの。0
プリメインアンプヤマハ DSP-A1092ハードオフのジャンクコーナーにて購入。1997年の製品。PDFマニュアルがヤマハのサイトからダウンロードできます。5400
純セレブスピーカースピーカーユニット 2個日本橋で拾った SONY のラジカセ、ドデカホーン CDX-D77 から外したもの。1987年の製品。0
段ボール 2個ダイソーにて購入。216
オーディオケーブルハードオフにて購入。メートル100円未満のグレードのケーブルのようです。108
7884

今回、私が使用したオーディオケーブルはメートル辺り100円を切るものですが、安冨歩氏が純セレブスピーカー用に推奨しているケーブルは、ベルデンのメートル辺り200円のグレードのものになります。

私のようにスピーカーユニットを無料で入手できた場合、ケーブルが一番の出費になります。とは言っても私の場合では3メートルが2本で1200円程度です。

純セレブスピーカー年表

日付出来事
3月頃新車を購入した安冨歩氏は、これから外したスピーカーユニットと片岡祐介氏の助言でスピーカーを自作する。
5月1日

安冨歩氏によって純セレブスピーカー第一号機が完成

5月2日

片岡祐介氏のYouTubeライブ配信『明日の「安冨歩展オープニングライブ」に行く方と行かない方に向けて語ります!』にて安冨歩氏が初めて作ったスピーカーに関するアナウンス。この時点で片岡氏は純セレブスピーカーを生で聴いていない。

5月3日

古民家ギャラリーかぐやにて「安冨歩展 -東大教授の異常な愛情-「私は如何にして心配するのを止めて馬に頼るようになったか」」を27日まで開催。

安冨歩展オープニングライブの模様を伝えるツイートに「純セレブスピーカー」も登場

最高のオーディオ空間だ。

純セレブスピーカーは、セレブ教片岡祐介教祖の修正を経て、完璧になった。

5月20日IWJが安冨歩展を取材。『東大教授・安冨歩氏が「価格決定の謎」を解き明かす!音楽家・片岡祐介氏が「既成のスピーカー」を破壊し「純セレブスピーカー」作りを実践!安冨歩氏個展5.27最終日「純セレブ経済学入門」&「純セレブスピーカー入門」』を有料動画配信中。
6月3日東京大学安田講堂にて開催された「ファッションポジウム男女の垣根を越えたファッションの未来を考える」にて純セレブスピーカーが大活躍
8月4日片岡祐介氏のYouTubeライブ配信『純セレブスピーカーについて語ります!
8月8日片岡祐介氏は純セレブスピーカーの研究開発を長野県下伊那郡泰阜村で行う
8月27日片岡祐介氏のYouTubeライブ配信『純セレブスピーカー続報その1』『その2』にて「家庭料理的方向とは別に、最高峰を突き詰めたい」とし、ダンボール以外の素材も研究中であることを発表。
8月29日埼玉県東松山市の珈琲工房まつざわにてイベント「純セレブスピーカーを楽しもう!」を開催。
9月8日東京都渋谷区にて開催された「Sharing day Shibuya 2018」の「つながりシェア保育園・代々木上原」ブースにて、片岡祐介氏が純セレブスピーカーを公開制作
9月22日純セレブ堂がオープン。「純セレブスピーカー制作キット」の販売を開始。
9月25日安冨歩氏のYouTubeライブ配信『純セレブスピーカーの理論』にて現時点での考察を紹介。老荘思想との関連を解説。
9月26日片岡祐介氏のYouTubeライブ配信『純セレブスピーカーのキットが売れてまっセレブ!』を安冨歩氏は重要講話と紹介。純セレブレーベルについて言及。
9月28日大阪市西成区のココルームにて緊急イベントを開催。片岡祐介氏のYouTubeライブ配信『セーラー服の歌人鳥居さんと歌を作るぞ!』で中継。ココルームは純セレブスピーカーの似合う純セレブ宮殿の第一号に認定される。
10月2日清水有高氏のYouTubeライブ配信『セレブスピーカーYouTubeライブでゲリラ紹介 安冨歩東大教授と音楽家の片岡さん』『偽りの人生を抜けて真実の人生を生きる方法〜他人からの押しつけから逃れてやりたい事をやる〜安冨東大教授と一月万冊清水有高対談
10月4日片岡祐介氏のYouTubeライブ配信『純セレブスピーカーを組み立てまSHOW!その1』『その2』『その3
10月11日清水有高氏のYouTubeライブ配信『東京大学教授と元不登校児社長が語る学歴&大企業主義のメリットとデメリット。セレブスピーカーはなぜ大企業から産まれない?
10月22日classicfan51氏が350万円のオーディオシステムと純セレブスピーカーをFFT分析で比較。両者の倍音成分の比率が類似していることをレポート。
加筆修正された年表が『純セレブスピーカーの研究室 > 純セレブスピーカーの歴史』にて公開されています。(2020/08/13 追記)

プリメインアンプを買う

選定条件

1. ヤマハが無難

オーディオ制作の現場ではヤマハの製品でモニターしていることが多いためヤマハを選んでおくのが無難、とのアドバイスを得ていました。

2. 光デジタル入力端子

私はプレイステーション3の光デジタル音声出力から入力したかったので、この端子を備える点は譲れない条件です。

3. デザイン

上から1987年発売のCDX-D77と1997年発売のDSP-A1092

以上2点の他には機器のデザインで選びました。家電製品はどれも、その時代のデザイントレンドの影響下にあって、その時代のアトモスフィアを纏っています。

私は80年代からバブル期のデザインが好みです。絶頂期を過ぎて往時を懐かしむ時代を生きる私は、仕方がないのでアゲアゲだった時代のプロダクトに囲まれて発泡酒を呑みたいと思います。

ハードオフでアンプを買ったよ

選定基準をもとにヤフーオークションなどをしばらく眺めていたところ、初めて入ったハードオフで一目惚れしたアンプを買いました。

15年以上前のハイエンド製品が数千円から

DSP-AX3200 画像はヤマハHPより

15年ほど前に定価で10万円から20万円したハイエンドなアンプが、ハードオフのジャンクコーナーでは数千円から売られています。15年前の同価格のパソコンは、新しく安全なOSがインストールできない、実用的な速度で使えないという点で、ほぼ粗大ごみです。一方で価値がそう減らないと思われるオーディオの分野でこの価格は、私にとってやや驚きでした。

3000円の値の付いたヤマハの DSP-AX3200(2000年発売 希望小売価格17万円)も目に留まりましたが、デザインの好みを重視して DSP-A1092(1997年発売 希望小売価格15万円) を選びました。

ジャンク商品のコンディションチェック

ジャンク商品は通常、返品が出来ないため店頭での目利きと運が重要になります。

目利きとはいいましても、AV機器についてはほとんどの商品で値札に「CD入力からメインスピーカーは鳴りました」などの簡単なコンディションが記載されていました。数千円で販売するものなので全ての機能のチェックはされていないことも覚えておけば良いでしょう。

また通電確認のできる店舗もあります。陳列中に故障している可能性もあるので、是非確認しましょう。

ジャンク品が心配でしたら、初期不良による返品が可能な中古品もあります。こちらは価格が1万円程度からとなり、3ヵ月間からの返品可能期間が設定されています。

20kgのアンプを電車で持ち帰る

今回は一目惚れのために20kgの鉄塊を抱えて帰宅する羽目になりました。幸いに大きめのスポーツバックを持っていたので、これに詰めてなんとか持ち帰ることが出来ました。キャリーなどを予め用意しておくか、併設されているオフハウスで買ってしまうのも良いと思います。

純セレブスピーカーを作るよ

純セレブスピーカーに詰める新聞紙を引き裂く私

さぁ、初めて手にしたプリメインアンプで、初めて鳴らすスピーカーを制作します。安くて簡単が身上の純セレブスピーカーですので、制作中に躓くことはありませんでした。

私の住処のスペースの都合で最後に天井から吊るした点以外は、他の作例と大きく異なる点はありません。ちなみにこの時は竹ひごを使ったのですが、数日使っているうちに糸ノコギリのように竹ひごがダンボールを切り裂いていました。この反省は次の2号機に生かしたいと思います。

この制作の模様はツイキャスにて配信し、録画を公開中です。ナント片岡祐介氏と安冨歩氏も中継を視聴してくださって「詰めるのはシュレッダー屑が良い」等の助言を寄せて頂きました。お陰様でとても盛り上がった一夜となりました。

そうそうスピーカー制作に関して、最悪アンプが壊れてしまうのでショートに注意などの重要なポイントは、片岡祐介氏のYouTubeライブ配信『純セレブスピーカーを組み立てまSHOW!その1』でばっちり解説されています。この動画は制作にあたって是非見ておくのが良いでしょう。

純セレブスピーカーの音は?

配信中に使用したCDは『ノーライフキングミュージック』鈴木さえ子 with Tomisiro 2,725円

配信中はスピーカーを背にして音楽を聴いていましたが、何の文句も付けようもないセレブな音でした。片岡祐介氏の謂う「音の立ち上がりの良さ」はこの感覚のことかな、と感じることができました。何より初めてのスピーカー制作で素晴らしい音と出会えたことに嬉しさが込み上げました。


ふと振り返ると目の前にダンボールがぶら下がっていることにややイラっとします。とはいえ純セレブスピーカーと関係が深いとされる片岡祐介氏が教祖を務める「セレブ教」の教義では外見にこだわらないことが重要のようです。まだまだ私の信心が足りないのかもしれません。 セ~レ~ブ~。

動画へのリンク