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モリモリ読もう『森友学園等との交渉記録』6「近財と私学課、対応に苦慮」042-049

「地代は自分が決める」とも発言したという籠池理事長。これらの奇異にして強気な発言の背景には松井大阪府知事の後ろ盾があったとも言われます。そんな森友学園の対応に苦慮しつつ、連携を密にしていく近畿財務局と府私学課。

通し番号049では私学課の発言「現時点の大阪府の取り扱い上、相手方からの相談を一方的に打ち切るのは難しい」が記録されます。これは当時の府庁内の空気を伝えているようにもみえます。

042~043 進捗状況の確認について

042 進捗状況の確認について
043 進捗状況の確認について
応接日時2013年10月27日(木) 16:00~16:15
応接方法受電
先方学校法人森友学園 籠池理事長
当方統括国有財産管理官(1) 三好上席管理官
対象財産
所在地豊中市野田町1501地
数量土地:8,770.43m2
所属会計社会整備資本特別会計(空港整備勘定)
状況
  • 大阪航空局からの処分依頼財産
  • 学校法人森友学園提出の取得等要望書審査中

籠池理事長から当該地の図面関係について照会があり、その際に認可申請に向けての状況を以下のとおり確認。

学校法人森友学園 籠池理事長

籠池理事長より電話

当方

小学校設置の事前協議に当たり、大阪府から資金計画等の詳しい資料を要求されていると思う。当局としてもこの系統の資料はもっと詳細なものをいただきたいと考えているため、資料作成を進めて再提出いただきたい。

籠池

先週、大阪府と打合せを行ったが、大阪府として必要な資料を当方にきっちり説明できていなかった状況があり、その点については大阪府にクレームを申し入れた。

必要な資料は至急、作業しているところ。

当方

当局としても、そういった資料をいただかないと処分相手方の決定という作業も進められない。また、事業の許認可の可能性について、大阪府からある程度の感触はいただきたいと考えている。例えば、本件が私学審議会への付議が予定されたということであれば一定の説得力も出てくるが、現時点ではそこまでの確認は得られないため、担当者としては、今後の取扱いに苦慮しているところ。

そちらとしては、いただいた計画スケジュールのとおり2014年7月の私学審議会で本件の諮問を考えているのか。

籠池

そのとおりである。そのためにはこの1~2か月間にかなりの内容を整える必要があるため、そこは頑張って作業するつもり。

当方

ご要望されている将来の買受けについて資金計画書に反映するのか。

籠池

そのためには、将来買受けるということが可能だという国の回答を先にいただきたいと思っている。

当方

「事業の許認可等の可能性を含めて審査を行うため、その審査の過程の中で整理していく。」と以前にご説明している。そのため、現時点で回答することは困難。

籠池

回答できないのであれば、想定で進めていくしかないとは考えるが…(不満の様子)。

伺いたいが、いわゆる「内定書」のようなものは、国が先に出すのか、大阪府が先に出すのか、行政機関同士で後先が決められずに揉めることはないのか。

当方

そこは、大阪府と調整する必要があると考えている。まだ、その調整の段階に至ってないという認識。今後、各種の資料が整えば、当局にも提出していただきたい。

籠池

了解。

以上

044~045 大阪府私学・大学課からの連絡

044 大阪府私学・大学課からの連絡
044 のり弁
045 大阪府私学・大学課からの連絡
応接日時2013年10月30日(水) 13:40~14:00
応接方法受電
先方大阪府 府民文化部 私学・大学課 嶋田総括主査
当方 統括国有財産管理官(1) 三好上席管理官
対象財産
所在地豊中市野田町1501地
数量土地:8,770.43m2
所属会計社会整備資本特別会計(空港整備勘定)
状況
  • 大阪航空局からの処分依頼財産
  • 学校法人森友学園提出の取得等要望書審査中

森友学園から、小学校新設の認可申請について事前相談を受けている大阪府私学・大学課から連絡。

大阪府 府民文化部 私学・大学課 嶋田総括主査

嶋田総括主査から電話

嶋田

森友学園 籠池理事長と話を進めているが、話が噛みあわない点もあって、対応に苦慮しているところ。教えていただきたいが、国有地を借受けると聞いているが、賃料はどうなるのか。

当方

貸付料として適正な時価額を支払っていただくことになる。賃料算定においては、不動産鑑定士に発注することを予定している。

嶋田

籠池氏は、地代は自分が決めると言っており、安く借りれるような話をしているが。

当方

そういうことはない。最初に相談を受けた際にも、大阪航空局と共同で対応して、貸付料は時価で算定するということは説明している。

嶋田

了解した。

本件に関する現状を説明すると、認可申請に関する事前相談は受けているが、森友学園からの説明資料が不足しており(事前)審査ができない状況。校舎の設置及び運営資金として10億程度必要であるが、資金調達の根拠が示されていないし、生徒を集める裏付け資料もない。

当方

森友学園から当局へ提出されたスケジュール表によると、2014年7月の大阪府私学審議会に本件を付議し、2016年4月開学予定とされている。先日、スケジュールについて再確認したが、スケジュールに変更はないという回答であった。

当局としても、処分等相手方の決定作業に際して、本件が大阪府私学審議会に付議できるような案件かを確認したいところ。

嶋田

現状では、資料の提出がなく事前審査不可能な状況と言わざるを得ない。また、籠池理事長から小学校開設の話は聞いたが、2014年7月の大阪府私学審議会に本件を付議したいとの話は聞いていない。

当方も対応に困っているのが実情である。

引き続き連携等をよろしくお願いする。

当方

了解。

以上

046 大阪府私学・大学課に状況確認

046 大阪府私学・大学課に状況確認
046 のり弁
応接日時2013年11月4日(水) 14:30~14:45
応接方法架電
先方大阪府 府民文化部 私学・大学課 嶋田総括主査
当方 統括国有財産管理官(1) 三好上席管理官
対象財産
所在地豊中市野田町1501地
数量土地:8,770.43m2
所属会計社会整備資本特別会計(空港整備勘定)
状況
  • 大阪航空局からの処分依頼財産
  • 学校法人森友学園提出の取得等要望書審査中
大阪府 府民文化部 私学・大学課 嶋田総括主査

嶋田総括主査へ電話

当方

現状を教えていただきたい。また、2014年7月の私学審議会に本件を付議するためには、大阪府にどういった書類をいつまでに提出する必要があるのか確認したい。

嶋田

現在は、小学校開設にかかる事前相談という段階であり、私学審議会に付議するまでには、計画書提出→大阪府の審査を了した後→正式な申請書を提出→私学審議会に付議という手順が必要となる。現段階は計画書提出前の事前相談という段階であり、事前相談を受けられる資料が提出されていないというところ。

したがって2014年7月の私学審議会付議は、非常厳しい状況とは言える。実際に大阪府として、森友学園から2014年7月の私学審議会付議について正式に聞いていない状況。

ただし、2016年4月開校を予定しているのであれば、計画書の提出期限が前々年度の9月末が期限であるため、2014年9月に計画書が提出されればよく、2016年4月開校するために2014年7月の私学審議会付議がリミットになる訳ではない。

当方としても、本件の対応に苦慮している事実があり、11月10日前後には資金計画の資料を提出いただけるということにはなっている。

資金計画資料が出てきたら、内容等について貴局とも相談したいのでよろしくお願いしたい。

当方

了解。よろしくお願いする。

以上

047~049 豊中市野田町1501番地に係る応接記録

047 豊中市野田町1501番地に係る応接記録
047 のり弁
048 豊中市野田町1501番地に係る応接記録
049 森友学園 新規学校設立案件 収支計画・借入返済計画概要
応接日時2013年11月19日(水) 14:00~14:40
応接方法訪問
先方大阪府 府民文化部 私学・大学課 嶋田総括主査
当方 統括国有財産管理官(1)前西統括、業務1班 藪根管理官
対象財産
所在地豊中市野田町1501地
数量土地:8,770.43m2
所属会計社会整備資本特別会計(空港整備勘定)
状況
  • 大阪航空局からの処分依頼財産
  • 学校法人森友学園提出の取得等要望書審査中

内容要旨

大阪府 府民文化部 私学・大学課 嶋田総括主査

嶋田総括主査を訪問

当方

本件について、どのような進捗状況か。

嶋田

現時点では認可可申請に関する事前相談を受けているレベルで、書面が全く足らず、審査を始めることができない状況である。籠池氏は、資金計画に関する書面を11月10日目処に提出すると言っていたが、本日時点で何も提出されていない。

当方

当局にも詳細な書面は提出されていない。

嶋田

籠池氏が経営する学校法人籠池学園(開成幼稚園:大阪市住之江区南港5-2-44)については経営がさっぱり(前年度収入6,400万円、前年度支出8,500万円)で、籠池氏によると開成幼稚園は閉園する予定らしい。

学校法人森友学園(塚本幼稚園)の方も入園者が減少しているようである。

当方

当局も、籠池氏から、幼稚園を一つ閉鎖する予定とは伺っていた。

嶋田

国有地の賃料について、財務局から、賃料は鑑定評価による時価になると伺っていたが、籠池氏からは、賃料は自分が決める、月額100万円程度になると思うとの発言 があった。こちらで相続税路線価を基に概算したところ、土地の評価額は約10億円、利回り3%だと年額賃料は3,000万円程度となる。

当方

籠池氏には、賃料は鑑定評価による時価で算定するということは説明している。

※(参考)ちなみに、森友学園から提出のあった収支計画では、賃料は年額3,600万円と見込まれている。

嶋田

校舎の設置及び運営資金として10億円程度必要とのことであるが、籠池氏によると、約6億円について籠池氏の親族(姻族)に融通してもらい、不足分はOBからの寄付や銀行借り入れ等を予定しているとことであり、非常に曖昧かつ実現性に乏しい計画である。

これに加え、開設6年後には国有地を買い受けるために約10億円が必要となるが、その内容に係る収支計画及び資金調達計画は全く示されていない。

これらについては、詳細な資料の提出を森友学園に求めることとなる。

当方

了解した。

嶋田

あと、本校を開校して、生徒が本当に集まるのかが心配である。

当方

籠池氏は、自らが経営する幼稚園の卒園者が入学してくると見込んでいるようであるが。

嶋田

私立小学校のニーズとしては、有名校に進学できる学校とかであるところ、籠池氏の提唱する独特の教育方針がニーズとなり、生徒が集まるかについては疑問がある。 実際、籠池氏の経営する幼稚園の入園者は減少している。これについては、小学校の開設の必要性に関する第三者の意見や客観的なデータの提出を森友学園に求めることとなる。

当方

了解した。

嶋田

担当者としては、本件の認可に関してはかなりハードルが高いと考えているが、現時点の大阪府の取り扱い上、相手方からの相談を一方的に打ち切るのは難しいため、本事案について短期で判断するのは難しい。

当方

了解した。

引き続き連携等をよろしくお願いする。

嶋田

了解した。

以上

やり取りの最期で話者の記載に誤りがあったため適宜に修正した。堀内ゆい